交通量調査とは

交通量調査について

交通量調査を行う目的は、道路の交通量及び道路現状などを調査して、道路の建設、計画、維持修繕等についての基礎資料を得ることです。

このページをご覧の皆様の多くが、道路沿いの交通の妨げにならない場所で計器を使ったカウントを行う交通量調査員を見かけたことが有ると思います。
「交通量調査≒人手によるカウント」を想定される人が多いと思いますが、調査方法は人手による現地調査だけに限りません。機械による方法や様々なデータを利用する事もあります。

道路工事やイベントと関係が深い交通量調査

本来、道路は人や車両が通行するためのものです。しかし道路工事やイベント・催事の場としてなど、多様な利用が行われます。道路を本来目的の仕様以外で使いたい場合は、道路交通法第77号条第1項の規定に従い、許可を得なければなりません。

道路使用許可を行うためには、その行為を行う場所を管轄する警察署長に申請し、審査を経て許可を得る必要があります。 その許可を得るための申請書の他に、使用したい道路の交通量調査結果のデータの提出が求められることがあるのです。

警視庁の道路使用許可のデータによると、平成22年度の道路使用許可件数は年間約320万件にものぼり、そのうち道路での工事や作業は約240万件(約75%)、マラソン・駅伝・祭礼等のイベント等は約50万件(約16%)もあり、今後も増える傾向にあるとのことです。